ヘアドネーションをしてわかった10のこと

私は生まれてから、ほぼロングヘアーで過ごしてきたのですが、
 
 
 
とあることをきっかけに、ヘアドネーションを知り、自分の髪の毛を寄付することにしました。
 
 
そもそもヘアドネーションって何をするの??と言うところから、きっかけなど、やってみてわかった10のことをお伝えします。
 
 
 
 
 
ヘアドネーション(英: Hair Donation)とは、小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子どものために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供する活動。
Wikipedia参照
 
 
日本でヘアドネーションの活動をおこなっている団体は以下の団体です。
 
 
 
私は賛同サロンの美容室を通じて、
特定非営利活動法人 Japan Hair Donation & Charity」
こちらの団体に寄付させて頂きました。
※賛同サロン・・・「9.賛同サロンの美容室にすべてお任せ」にて説明
 
 
 
JHD&C(Japan Hair Donation & Charity)は、寄付された髪だけで作ったメディカル・ウィッグを頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに完全無償提供している日本で唯一のNPO法人です。
 
 
 
私がお世話になっている担当美容師さんのトレードマークは「ショートヘアで奇抜な髪色」でした。
 
 
ところが、数ヶ月後に会ってみると、出会ってから今までにない髪の長さになっており、色も落ち着いていたので、
 
 
「珍しいですね、髪の毛伸ばしているんですか?」
 
 
と聞いたところ、
 
 
「そうなんです!ヘアドネーションってご存知ですか??メディカル・ウィッグを作るための髪の毛を寄付したいんです!」とおっしゃっていました。
 
 
 
 
興味があった私は、ヘアドネーションについて調べてみたところ、当初は認知度の低さから髪の毛の寄付が少なく、最初のウィッグを提供するまでに4年もかかったそうです。柴咲コウ水野美紀などの有名人が参加したことにより認知度が上がり、寄付が急増したと言われています。
 
 
 
私は、以前から髪の毛が「健康毛」であると美容師さんに褒められることがありました。美容室で髪を切ると基本的には産業廃棄物として処分されます。そのため、「自分の髪の毛が人の役に立つならば!」と寄付することに決めたのです。
 
 

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ヘアドネーションをしてわかった10のこと
 
 
 
 
1.31cm未満でも役に立つ
 
JHD&Cではメディカル・ウィッグに使用する毛髪の長さを「31cm以上」と定めています。この長さは、頭をすっぽりと覆う全頭用ウィッグに用いる毛髪の世界的な基準「12インチ」をセンチメートルに換算した数字です。
 
31cm未満でも、シャンプーやトリートメント剤、カラー剤の開発に不可欠な「評価毛」として、また美容師さんが練習で使うカットマネキンの素材として転売することで役立てています。これはウィッグ製作費の一部になります。
 
 
2.年齢や国籍性別は問わない
 
女性だけでなく、男性も寄付が可能です。
日本人に限らず日本国内に在住されている方であれば、国籍問わず寄付できるのです。
 
3.クセ毛や白髪でも問題なし
 
クセ毛の場合は、軽く伸ばした状態で長さを測ります。
カラー、パーマ、ブリーチヘアでも寄付可能です。
 
4.髪の毛は完全に乾いた状態で寄付
 
少しでも湿っていると雑菌が繁殖したりカビが生えたりして、ウィッグの素材として利用できなくなります。必ず乾いた状態で寄付する必要があります。
 
 
5.髪の毛が傷んでいる場合には切れ毛との戦い、伸ばすことに時間を要する
 
実際に担当の美容師さんは、切れ毛に苦戦していました。伸びても傷んでいる箇所が切れてしまい、寄付までに時間がかかってしまったのです。私は定期的に美容室でトリートメントをして頂くようにしていました。
 
 
6.最後の半年は気合いが必要
 
私は31cm以上の寄付を目標に髪の毛を伸ばしていたのですが、毛量も多い方がたくさん寄付できるので、量もできるだけ残しました。その結果、1日髪の毛を結んで過ごしたりなるべく日常生活に支障がでないように工夫しました。
 
7.身近で始められる社会貢献活動
 
ヘアドネーションは、賛同サロンの美容室に行けば、カットから手続きまですべておこなってくれます。自分は寄付したい意志をお伝えするだけ。
 
 
1人の子供にウィッグを贈るには、20人〜30人分の31cm以上の髪の毛が必要とされており、現在このウィッグを待ち望んでいる子供たちが大勢います。
 
 
髪の毛を寄付したら、笑顔になる子供たちが増える。ということです。
 
 
 
とても身近な社会貢献活動だと思います。
 
 
 
8.自分の気持ちもスッキリする
 
なるべく傷んでいない綺麗な髪の毛を寄付したかったので、毎回美容室で少し整えながら、長い目で寄付をすることを決めました。約2年ほどかかったと思います。
寄付までの期間は個人差があると思うのですが、髪の毛を寄付した時は、髪が軽くなりスッキリするのと同時に、気持ちもスッキリします。
 
 
9.賛同サロンの美容室にすべてお任せ
 

賛同サロンとは、JHD&Cの理念に共感し、その活動にボランティアで協力してくださる理・美容室(サロン)のうち、JHD&Cに登録しているお店をさします。
店舗に貼られた 公式ステッカーが目印です。

ドネーションカットは、行きつけの理・美容室に依頼しても、ご自身でセルフカットをしても、どちらでも寄付できます。

 

私は、行きつけの美容室が賛同サロンでしたので、そちらでカットして頂きました。

 

すべての賛同サロンでドネーションカットに対応しますが、あくまでもサロンのボランティア活動です。カット料金やサービスなどは店舗により異なります。
賛同サロンでのドネーションカットにも料金が発生します。ご予約の際には必ず「ドネーションカットをしたい」と伝えたうえで、料金などをご確認ください。


また、カットの際には、ドナーシートを記入しました。

ドナーシートとは、ドナーの毛髪状態を記入する用紙です。JHD&C事務局でのドネーションヘア(髪の毛)仕分け作業に必要となります。

 

受領証が必要な場合のみ所定の返信用封筒が必要となります。

※「あなたの髪の毛をJHD&Cが確かに受け取りました」という証明として、ポストカードタイプの「受領証」をもらうこともできます。

 

実際に届いたポストカードタイプの受領書がこちら。

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10. 髪を寄付したあとの自分の髪の洗いやすさに感動と達成感
 
約2年間髪の毛を伸ばし続け、なるべく綺麗な状態で寄付したいと思うと、可能な限り傷まないようにお手入れをしてきました。髪の毛を洗うのは、長い方が大変ですし、ドライヤーで乾かす時間も、もちろん長くなります。
その為、31㎝以上の髪の毛をバッサリ切った日は、頭が軽くなり、髪の毛を洗う際もとても楽でした。
 
 
そして何よりも「達成感」です。
やっと寄付できる!という達成感は清々しいものでした。
 
 
 
 
 
 
実際に寄付した髪の毛がこちらです。
 

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清潔に保ってさえいれば、日常の特別なお手入れは必要ありません。
 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
 
 
もし「髪の毛をバッサリ切りたい!」と思った時や
「何か社会貢献活動をしたい」と思った時、ひとりでも多くの方にヘアドネーションという選択肢もあるという事を知って頂きたかったのです。