人事担当者から学ぶ!就活に役立つ学生のアルバイトとは?
私はかれこれ5年ほど、人事の仕事をしていました。
その中で、大学生の時に「 このアルバイトをしておけば良かったなぁ」という仕事が、 いくつかあります。
人事の仕事をしたからこそ気づけたことですが、
大学生の早い段階から、就活を見据えたバイト探しをすることで、 他の就活生とは格段に差をつけることができます。
私が大学生の頃は、 バイト中心の生活をしている友達は周りにたくさんいました。
週5でアルバイトをして、ほとんど授業は受けていないなど、 バイトでお金をたくさん稼いで遊ぶことに一生懸命! と言う人はたくさんいたはずです。
ですが、今の学生の傾向は、
「バイトは週1日で、他は自分の趣味に使いたい」
「ひとつのバイトだけではなくて、将来のためにもうひとつ別のバイトもしたい!」
「髪型服装は自由で、 インターンシップからの入社実績がある企業が良い」
「旅行が好きだから、学生のうちに様々な国に行きたい! 週に出勤日数は1.2回で、時給は高い方が良いなぁ」などなど、
バイト中心で生活している傾向は少なく、
「空いた時間に働きたい」や
「大学生活と両立しながら働ける高時給バイト」など、
自分のライフスタイルに合った働き方ができることが最優先なのです 。
慎重に会社選びをする若者世代は、
将来の就活に向けてどんなアルバイトを選ぶのでしょうか。
今回は、人事目線で、 学生の就活に役立つアルバイトをご紹介します!
1.コールセンターや電話対応業務
話し方や言葉使いなど、 社会人になった時に必要となるマナーを学ぶことができます。
また、顔の見えない相手と話すことは、 営業職に配属になった場合にも役立ちます。
私もコールセンターでアルバイトをしたことがありますが、 最初の頃は営業電話なのにも関わらず、 わからないことがたくさんあり、 頻繁に保留を押してしまい電話の相手に怒られたことがあります。
それも学びのひとつでした。
会社に入社した時は、電話対応に抵抗がなく、 ワンコールですぐさま電話にでる社員でした。笑
2.塾講師バイト・家庭教師
塾講師バイトには、集団指導と個別指導があり、 わからない生徒に寄り添い、 同じ目線に立って授業をおこなっていきます。 生徒がどこでつまずいているのかを分析する力、 わかりやすく教えるためのプレゼンテーション能力など、 様々な能力が身につくとともに、必要とされます。そして、 生徒の人生を左右する塾講師の仕事は、責任感はもちろんのこと、 やりがいも十分にあるでしょう。 自分が指導した生徒が志望校に合格した時の達成感は、 他のバイトにはなかなかなさそうな経験ではないでしょうか。
私はもう少し学力が備わっていたのなら、 塾講師をやってみたかったです。笑
3.ホテルや結婚式場のスタッフ
ブライダルのバイトでは、基本的なマナーや丁寧な言葉遣い、 公の場にふさわしい立ち居振る舞いを身につけることができます。 その為、社会人としての基本的なマナーは学べるでしょう。
一緒に仕事をしたことがある上司は、前職がホテルマンでした。お客様の立場になって物事を考える姿勢や、 周りへのアンテナの張り方や気配りなど、学ぶものがたくさんありました。
結婚式場でのアルバイトですと、 人生の晴れ舞台をサポートするお仕事でもあるため、 とても緊張感を持ったお仕事です。
人生の晴れ舞台に携わると、感動エピソードに立ち会える喜びや、 心温まる機会が増える一方で、 失敗が許されない晴れの場でもあるため、 常に神経を研ぎ澄ましながら、周りに気を配ることになります。
ご紹介したアルバイトに共通することは、 企業に勤めるようになった際に、必要なスキルであることです。
そして、ただ所属するだけでは、 就活に有利になると言うことはないでしょう。
企業はあなたがアルバイトをしたことによって、そこで何を考え、 どのように行動し、何を学んだのかという点を知りたいのです。
企業は、「弊社に入社して、 トラブルが発生した際どのように対処するのだろうか?」
など、入社してから先々のことを考えながら面接をしていきます。
何を学んだのか、具体的なエピソードがあると、 話が伝わりやすく、話も膨らみます。
そして、 人の人生に関わる仕事を学生時代に経験していると言うのは、 やはり興味深いのです。
そして最後に
✔ 自然な笑顔が出る(笑顔は表情だけではなく、場を明るくします)
✔ 元気に挨拶ができる(元気がないのは、面接官も心配です)
✔ ハキハキ話せる(内容がものすごく良くても、小さい声では損をします。)
当たり前の事と思う方もいるかもしれませんが、挨拶など、 当たり前のことがきちんとできない人がたくさんいるのです。 その場しのぎは相手に伝わります。
この3つを持つと緊張していても、印象の良さは保たれるのです*